令和元年度 琉球大学医学部 地域・北部離島枠新入学生が謝花副知事を表敬訪問しました

令和元年11月1日(金)、令和元年度 琉球大学医学部 地域・北部離島枠新入学生17名が県庁を訪れ、関係者同席のもと、謝花副知事への表敬訪問が行われました。

はじめに学生から自己紹介があり、石田医学部長、大屋沖縄県地域医療支援センター長から、謝意が述べられました。

つづいて、新入生代表の岡村連太郎さん(県立宮古高校卒)から、「18年間、宮古島の素晴らしい自然と人に囲まれて育ち、そうした日々を過ごしていく中で、みんなの笑顔を守れる仕事をしていきたいと考えるようになった。高い志を持った仲間と素晴らしい先生方とともに、私たち地域枠学生が学ぶことができるのは、沖縄県のご支援があるからこそだと身に染みて感じており、深く感謝している。ここにいる17人は、それぞれが強い覚悟、そして目標を持ち、沖縄県の医療の発展に貢献していきたいと思っている。自分たちが沖縄県の医療を担っていくのだという覚悟と誇りを持ち、これから6年間日々精進していきたい」と沖縄県への感謝と沖縄県の医療に対する熱意が伝えられました。

謝花副知事からは、「北部離島に住まわれる方々にとって、また多くの県民にとって、皆さんは期待の星。しっかりとこの6年間を歩まれ、地域医療に励み、そして地域の皆さんに喜んで頂けるよう、心から期待をしている」と激励のお言葉をいただきました。

謝花副知事によるご挨拶

謝花副知事を囲んでの記念撮影

令和元年度 離島医療体験報告会を開催しました

令和元年10月11日(金)17:00~18:30 琉球大学医学部臨床研究棟1階大学院セミナー室にて、令和元年度離島医療体験報告会を開催しました。

 

今年度は、12の病院及び診療所にて42名の医学生が実習をさせていただきました。

<実習後の学生の感想>

●疾患だけでなく、患者さんひとりひとりの生活スタイルや家族構成までも把握し、広い範囲から健康をサポートをしていて、島医者ならではの役割の大きさも感じました。

●診療所の医師、看護師、事務員さんのチームワーク、チームプレーの大事さを実感しました。

●離島診療所で働くために必要な総合的な力量の大きさも体感しました。伊是名島もそうでしたが、やはり診療所では乳児から100歳近くまで、急性期から慢性期まで、診療科も生活習慣病や精神や整形など本当に全ての科をカバーする必要があり、それに加え、優先順位を決めたり緊急性を見極めたりと、先生ひとりの抱える仕事や責任の大きさに圧倒される思いでした。

●私は今まで知識だけで地域医療というものを思い描いていたが、今回この実習を通して阿部先生のようなどこまでも魅力溢れる地域医療の担い手の方に出会えたことはとても有意義な経験で
あった。これからは地域医療を担うことの責務と価値を見失うことなく、自分にできることを探求していきたい。

●限られた選択肢の中で幅広い医療を提供するためには何が必要か考えながら実践していくことが大切であると思いました。そんな貴重な経験ができるこの実習はとても良い機会になりました。

●それぞれの先生がその地域でのスペシャリストなのだという誇りと使命感を持って働いていらっしゃるのを感じました。どのような医師になりたいのか、どのように地域医療に貢献するのか、あるいは、地域に何を求められているのか。今から真剣に向き合っていきたいと思います。

●平山先生が実際に医師として働きながらも常に学び、up to dateしていく姿を見て、医師という職業の持つ責任の重さを感じ、それを遂行しながら島民の生活を守る姿に憧れを感じました。これからの学生生活をより実り多いものにして、医師となった後にも生まれ育った島や沖縄に貢献することができるように努力していこうと思いました。

お忙しい中、実習を受け入れてくださった病院、診療所関係の皆様、本当にありがとうございました。